会頭挨拶

このたび、2026年度カンボジア日本人商工会(JBAC)の会頭に就任いたしました三井物産株式会社の吉本です。これまで2年間にわたり会頭を務められた福原前会頭の後を引き継ぐこととなり、その重責に身の引き締まる思いでおります。
前期は、副会頭兼総務委員長として、特に新規会員の誘致に注力してまいりました。その結果、2026年4月1日時点で会員数は255社・3団体にまで拡大することができました。また、JBACを外国団体としてカンボジア内務省に正式登録するなど、組織基盤の強化にも取り組んでまいりました。これらはひとえに会員の皆様のご理解とご協力の賜物であり、改めて御礼申し上げます。
今後の活動方針につきましては、前会頭が推進されてきた「会員企業への裨益」および「組織の活性化」を引き続き重点課題として取り組んでまいります。
さて、カンボジアを取り巻くビジネス環境は、近年ますます不透明さを増しております。昨年は国境紛争によるタイとの国境閉鎖や特殊詐欺グループの活動深刻化といった課題が顕在化し、さらに本年に入り中東情勢の緊迫化に伴う燃料問題やサプライチェーンの混乱が、新たなリスクとして企業活動に影響を及ぼしております。
こうした状況を踏まえ、本年4月より従来の定期官民合同会議に加え、欧州・米国・中国・韓国を含む5か国(地域)合同で、カンボジア政府との共通課題について協議する新たな対話の枠組みを開始いたしました。また、物流環境の改善を目的とした臨時官民会議も開催し、より機動的な課題対応に取り組んでおります。
これらの取り組みを通じて、これまで以上に事業推進環境や新規投資環境の改善に資する具体的な提言を、カンボジア政府に対し行っていく所存です。
また、昨年に引き続き新規会員の誘致を進めるとともに、各委員会および部会活動がより密接に連携し、組織全体の一層の活性化を図ってまいります。そのためには、会員の皆様お一人おひとりの積極的なご参加とご協力が不可欠です。
引き続き、皆様のご支援とご理解を賜りますよう、何卒よろしくお願い申し上げます。
吉本 章
